アットホームインタビューvo.5-1(Tokyo International School (TIS) 理事長 坪谷郁子さん)
Tokyo International School (TIS) 理事長
坪谷郁子さんに
子どもたちの「ミライ」を変える
”アットホームインタビュー”を行いました!
先生が大切にされている”8つの視点”とは?
8つの視点、これは国際バカロレアのPYPのプログラムのことです。
まず、6つのエリアから子どもたちに課題を出していきます。
1 私たちって誰? Who are we?
2 時間軸地理軸のどこにいるの?
3 どうやって表現する
4 どういう役割?
5 どういう組織?
6 地球を共有する方法
小3の子どもたちに、例えば「お祝いとは? 」
お祝いには、普遍の真理、歴史的背景があります。
お祝いをするとき、人がどういうことを考えているのか?
これを8つの角度から、質問をしていきます。
保護者、教員が「質問」をする角度のことです。
答えを教えるのではなく、子供達に「質問」をします。
お祝いってどんなこと考える? 事実(FACT)は?
お祝いってどんな役割?機能は?
それってなんで?原因に対する質問?
50年前は?今とどう結びついているの?
そのあと、どういった観点でお祝いをみる?
例えばハロウィーンなら、お店側?
お客様側?かぼちゃの作り手側?
Point of view(観点)を変えてみてみます。
そして、私たちはどんな責任が?
責任をみていって、
そして、最後に8つ目の質問。
7つの質問を全て
「振り返って行く」
=reflection
事実のみに注目して、wikipediaだけで見て行く?
あなたが行き着いた答えはベストだったのだろうか
どうすればよかったの? それがreflectionの作業です。
子供達にその癖がつくことが大切なので、
すべての質問に対して行います。
子供達が自分でreflectionすることによって、
自らを評価していく
評価は外部からしてもらうものではない
自分が評価することで、自ら成長していきます。
だからこそreflectionが
大切になっていくんです。
マキ:まさにアットホーム留学で大切にしている、
ママ・パパが子どもたちに
教え込まず、「しつもん」をし続けることに
通ずる部分です!
Reflection、とっても大事ですね!
Q: 教え込みの教育と、自ら考えて行動できる教育は違いますね。 自分でreflectionできる、周りの大人が教えすぎない環境って大事ですね。
靴を自分で履けなければできないのと同じこと、
トイレをずっと介助するわけではなく自分でできなければいけないのと同じで
全て教えて助けていくわけにはいかないんです。
時間はかかる イライラするくらい、だけど
大人が代わりにやってしまっては学べません。
じぶんができるように訓練する、って実は
とても大事なことだと知ってるのに
知識、ということになるとどうしても
大人が靴を履かせてしまう、トイレを拭いてしまう
ような行動をやり続けてしまうんですよね。
(2)に続きます。